お岩が幽霊となり、夫の伊右衛門に化けてでる四世鶴屋南北の東海道四谷怪談は有名ですが、お岩は実在の人物です。
若い時分にほうそうを患い片目を失明し、養子婿の伊右衛門の浮気に狂乱したお岩が行方不明となり、その後不吉なことがあったことからお岩稲荷を祀ったという説と、伊右衛門とお岩は仲の良い夫婦で、代々家に伝わる稲荷を厚く信仰したという説があります。
四谷怪談は、約200年後に前者の伝説をもとに、当時の殺人事件などを結び付けて脚色したものです。
日本の近代文学は、江戸文化と西洋文化の双方から影響を受けました。
新宿区には近代文学の発展を担った数多くの文学者が家を構え執筆活動を行っており、新宿の当時の姿を多くの作品から読み取ることができます。
落合・中井のあたりでは、林芙美子、武者小路実篤、壇一雄、吉川英治などが、また、高田馬場・早稲田には、夏目漱石、坪内逍遥、太宰治、志賀直哉、江戸川乱歩らが、神楽坂には、尾崎紅葉、田山花袋、正宗白鳥、泉鏡花、北原白秋などが住み、執筆活動を行っていました。
ここ大久保・百人町あたりでは、小泉八雲、国木田独歩、島崎藤村などの足跡を辿ることができます。

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